よたろぐ

弾き語り、おりたたみ自転車とカメラのブログ

Canon EOS M100とEF-M22mm F2 STM

このブログの更新が止まっている間に転職をして、日本に戻って来た。生まれ育った見慣れた景色に囲まれたからか、それと同時に写真に対する興味が薄れてしまい、ペンタックスの一眼一式とリコーGRを処分してしまった。別に撮るものなんてないし、Mモノクローム1台あれば十分だと言う気分だった。
でも最近、軽くてカラー写真が撮れるカメラが欲しくなってきた。もう一度GRを買おうかと思ったのだけど、信じられないくらい値上がりしてたのであきらめて、小さくて画質のよさそうな安いカメラを探したところ、Canon EOS M100とEF-M22mm F2 STMの組み合わせにたどり着いた。APS-Cミラーレスの割に小さそうだし、不人気機種らしく安かったので買ってみた。
(↓は後継機種のM200)

 

GRとの違いはこんな感じ。
 
大きさ
大きさはGRが完勝。M100はレンズの出っ張りがかなりあるのでポケットには入らない。カバンに入れとく分には邪魔にはならないけど、手に持つと「重い!」と感じるので大きさ、重さともに存在感がある。GRは手に持つと「小さい!軽い!」となるので、携帯性は本当に優れている。
 
撮れる写真
GRが写真好きが好む渋い色合いで撮れるのに対して、EOS M100はキヤノンっぽい明るい色で撮れる。ただ、色合いは現像で変えられるからあんまり気にしなくてもいい気がする。JPEGで渋い写真が撮りたいならGR一択かな。レンズはEF-M22mmの方がいろんなことができる。GRのようなシャープな写真も撮れるし、GRが苦手なきれいなボケの写真も撮れて、GRよりも暗所にも強い。また、カメラの機能もM100の方が優れている。ピントもGRより合いやすいし、M100の液晶は上に向けられるのでフレーミングもしやすい。M100にはよい写真を撮るための基本的な機能が効率的に詰まっている。
 
デザイン
M100が圧勝だと思う。黒くて無骨なGRに対してM100は白と銀でかわいい。黒のカメラは「カメラ頑張ってます!」感が出て、使うのが気恥しい時があるけど、M100はスマートフォンっぽくて「そんなに本気じゃないです」感が出るので、どんな場所でもタイミングでも写真が撮れる感じ。この間GRで自分の写真を撮られる機会があったのだけど、威圧感を感じたので、撮られる側にとって黒いカメラって結構怖いと思う(撮られることに慣れている人は別だけど)。

 

価格

僕の中での小さなカメラは普段使いのカメラ。カバンの中に突っ込んでどこにでも持っていきたいので、そんなに高いものは使えない。GRは中古でも10万円を超えてしまうので、もはや価格と目的が合わなくなってしまっている。カメラを買う人が減っているので仕方ないのだけど、もはや市場は高級カメラか普段使いのスマートフォンという構図。もう気軽な普段使いカメラは出てこないと思うので、M100は中古市場に生き残っているうちに買ってみてもいい選択肢だと思う。

 

サンプル画像

中野チャンプルーフェスタで撮ってきた写真を。M100、 小さい割にしっかり写ってると思う。

楽しそうなダンス

おなかに響く大太鼓

跳ねるように踊る小太鼓

実は最高の実力者、京太郎