Surreyで自転車屋に行くならここ~Brilliant Bikes
中古で買った2010年製のBrompton、おおむね問題なく乗っているのですが、踏み込むとギシギシいうので、音が出ていそうなボトムブラケットとクランクと言う部品を交換しようと思い立ちました。異音が出るということは、部品が古いということだと思うので、新しいのに交換することで少しでも走行性能が上がればと言う気持ちもありました。
自分で交換しようとやり方をネットで調べていたのですがこれがよくわからない。Bromptonのボトムブラケットはいくつかのバージョンがあり、それによって必要な工具が違います。必要な工具を見極めるためにいろんなサイトを見て自分なりの結論は出したのですが、自信が持てません。結局、お店で変えてもらった方がいいのかもと思い、行くことにしました。
イギリスの自転車屋さんと言えばEvans Cycle。
主要な町には必ずあって、Bromptonも取り扱っています。(Bromptonはきちんとした技術のあると認定したお店にしか卸さないんです。)でも、イメージはチェーンの小売店と言う感じで、町の自転車屋さんと言う感じはしません。パーツ交換もやってくれるのだろうけど、なんとなく頼みたくない感じ。
で、ネットで見つけました、個人自転車店。18kmも先にあるけど…。
何度か迷って1時間ほど漕ぎ続けてとってもこじんまりとしたかわいいお店に着きました。
それほど広くはないお店。店員は恰幅の良いお兄さんとお姉さん2人。入ったとき、お兄さんは店の奥でBromptonの整備を、お姉さんは泥除けを組み立てていました。いい感じ。これこそ求めていた自転車屋さん。
僕『ボトムブラケット替えたいんですけど。』
兄『今日は仕事が目白押しでできないなぁ。頭がおかしくなりそうだよ。ごめんね。やるなら来週かな。』
僕『そっか。なら自分でやってみようかな。何度も来るには少し遠いんで。工具売ってる?』
兄『売ってるけど君の場合、工具が3つ必要になるよ。そのうち1つは外すだけにしか使わないからもったいないよ。』
姉『そうね、いまの古いボトムブラケットを外すためだけに○○○が必要になるわね。もったいないわねぇ。』
お姉さん、何も調べずに工具の型番を言います。プロです。
姉『工具買うならここでの作業代と変わらないしねぇ。』
兄『じゃあ今日やるよ。そんなに時間かかる作業じゃないから、他の作業の合間に組み込むよ。終わったら電話するから取りに来てもらうことってできる?』
もちろん依存はありません。バスで会社に行って待つことにしました。
アジアに引っ越したら自分で交換できるようになりたいので、新しいボトムブラケット用に工具を買いたいと言うと、ここで売ってる純正品はやめろと言います。既製品で交換が可能だからアジアで買った方が絶対に安いとのこと。ありがたいけど商売下手。そこも町の自転車屋さん。
取りに戻った時にペダル交換のために必要な工具を聞いたところ、やってやるよとその場で替えてくれました。
こういうお店、いいですよね。イギリスらしくおしゃべりもたくさんします。『日本って英語しかわかんなくても旅行できる?』なんてかわいいことを聞いてきたり。
引っ越し前に消耗品をこのお店から大量購入しようと思います。サリーにお住いの皆さん、自転車買うならBrilliant Bikesです。となりに公共の駐車場もありますよ。