台湾の温泉地 宜蘭へぶらり旅 ~②Kavalan訪問。ウイスキー工場には銀残しが似合う。
宜蘭ぶらり旅の2日目は台湾のウイスキーメーカーKavalanの工場へ。礁溪鄉からタクシーで30分(1,500円)くらいの場所にあります。
スコットランドでも日本でもウイスキーは寒いところで作っているイメージなので、熱帯の台湾の工場はどんな感じなのだろう?興味津々で訪ねたところ、南国風の近代的な建物でした。
工場の中には見学ルートや売店があり、ウイスキーの作り方も学べます。
麦を触ることができたり
樽材に触れたり、匂いを嗅ぐことができたり
ウイスキー熟成の様子が見れたりと、興味深いです。発酵や蒸留工程などもしっかり説明してあるので、ウイスキーが好きな人には面白い場所だと思います。
ただ、説明はすべて文字(中国語と英語)なので読むのは結構大変。製造工程を理解する上では、エジンバラにあるウイスキー博物館に軍配が上がります。
しかし、ここにはウイスキー博物館にはない実際に稼働しているウイスキー工場があります。これが楽しい。絵で見るだけだった蒸留用のタンクなど、あこがれの設備の本物があるんです。これは興奮しました。ガラスの向こうにあるのできれいに撮れないのはわかっているのにシャッター押しまくりです。
こういう設備にはペンタックスのカスタムイメージ銀残しが似合う。ボディ内現像で手が止まるのはいつも銀残し。酷評の多いペンタックスのカメラですが、カスタムイメージを使って出てくる画は他社には負けないのではないかな、と思います。たぶん。
『ああ、台湾でウイスキーを作ってるんだなぁ。』と強く実感したのがこの結露。高温多湿の中でウイスキーを作っている証拠です。ウイスキーの本場とは違う環境で作られているKavalanに俄然興味が湧いてきます。
工場を奥へと歩いていくと、急に肌寒く薄暗いエリアに入ります。そしてその中に浮かび上がる大量の樽。これがこの施設のクライマックスです。10年以上、熟成を待ち続ける樽たち。近代的な施設の中でもこの工程は昔ながら。何ともロマンのある話ではないですか。ロマンがありすぎて『天使の分け前』なんて言葉が生まれるくらいです。
ウイスキーは長い時間を樽の中で過ごし、四季を繰り返します。その間にウイスキーは樽の木目を通して呼吸し、量が少しずつ減っていきます。
古くスコットランドでは、この現象を「天使の分け前(Angels' share)」と呼び「人間にウイスキーづくりを教えた天使が、その見返りとして、少しずつウイスキーを味見しているのだ」と伝えられたそうですよ。天使に見守られながら長い熟成の時を経るなんて、とてもロマンティックな言い伝えですよね。
施設見学が終わると売店に出てきます。ここでは限定のウイスキーも取り扱っているので、お土産探しにはちょうどよいです。
惜しいのは試飲が充実していないこと。無料の試飲コーナーがあるのですが、1種類しか飲めません。お金を払って複数を飲み比べてみたかったなぁ。
総じて見ごたえのあるところでした。宜蘭に行った際にはぜひ寄ってみてください。
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