よたろぐ

弾き語り、おりたたみ自転車とカメラのブログ

香港での雑談

香港に住んでいるドイツ人の話

  • このところ、イギリス統治下の香港を知らない若い世代から、イギリス統治がよかったと聞くことが多い。よく知らないのに不思議なことだ。
  • イギリス統治を知る人の反応は半々。確かに中国の支配は脅威なのかもしれないが、イギリス統治時代、香港に民主主義はなかった。選挙は99年間一度も行われていないし、Peak(景色の良い山の上の住宅地)にはイギリス人しか住んでいなかった。いまは少なくとも選挙はあるし、Peakにもたくさんの香港人・中国人が住んでいる。
  • そもそも中国から離れたら香港は破綻してしまう。経済が中国に依存しているのだから、中国から離れて生きていくという選択肢はない。
  • 中国政府だって香港を支配したいという気持ちはそんなにないだろう。返還時の香港経済は中国全土の経済規模の10%以上を占めていたが、いまは2%以下。あえて支配したい理由がない。独立を許すと内政上の問題が生じるので許さないだけで支配欲求は見えない。
  • テレビ番組などでは中国の支配の影響は見られるが、実際テレビを見ている人は少ない。効果的に統制するならGoogleを禁止するはずで、やろうと思えばいつでもできる。それでもやらないのは、支配したいという意識が希薄だから。
  • だから現状を受け入れてうまくやっていけばいいのに、と思う。

 

これに対する台湾在住の台湾人の反論。

  • 君はいざとなればドイツに帰れるんだからいいよね。

 

台湾の彼の圧勝。