よたろぐ

弾き語り、おりたたみ自転車とカメラのブログ

ラグビーワールドカップ:イングランド・スコットランド・アイルランド・ウェールズは仲が悪いのか?

結論:4つのチームのどこかを応援している場合、他の3チームは応援せず、むしろ相手チームを応援する。

 

先ほどイギリスにいる部下(イングランド出身)と話をしたところ、「日本代表すごかったなぁ。絶対予選抜けられるよ!よかったね~。そしてアイルランドを倒してくれてありがとう。次はスコットランドをやっつけちゃってください。」と言われました。

 

彼曰く、アイルランド-日本戦では友達全員日本を応援していたそうです。そこにはデリケートな政治的背景があるのかと思いきや、マンチェスターユナイテッドのファンとマンチェスターシティーのファンの仲が悪いのと同じなのだそう。と言うことは日本に置き換えたら巨人ファンと阪神ファンの関係に似ているということですね。

 

ラグビーにはSix Nationsと言う大会があります。

www.sixnationsrugby.com

 

なんとこの大会、イングランド・スコットランド・アイルランド・ウェールズ・イタリア・フランスと言う6チームのみで戦う毎年やっている国際大会。これがすごく盛り上がる。そしてここで毎年戦っているので、対戦相手である他の3チームに対して許せない感情が生まれるのだそうです。何度も戦っていれば「あの試合は許せない」などと言う気持ちが出てくるのは当然のことなのかもしれません。

 

だから他のチームは応援しない。そこには政治的な背景は存在しない。純粋にスポーツの恨みでの感情なのだそうです。

 

その証拠に、イングランド・スコットランド・アイルランド・ウェールズが対戦する機会の少ないサッカーではこの感情は少ないのだそうです。イングランド贔屓の彼は、アイルランド-アルゼンチン戦はラグビーならアルゼンチンを応援するけど、サッカーならばアイルランドを応援する可能性もあると言ってました。(歯切れはものすごく悪かったですが。)

 

だからスコットランド出身のアンディー・マレーはイギリス全土から応援してもらえるんですね。他に有力なイギリス出身者がいないから、スポーツでの恨みが生まれないと言うことのようです。

 

実はこの間オーストラリア-ウェールズ戦を見ていて

と、ウェールズを応援しようと決めていたのですが言い出せませんでした…。 

 

しかしここまで気持ちをこめてスポーツを見られるって素敵だなぁ。ワールドカップ期間中はイギリスか日本にいたかった。なぜか台湾…。