よたろぐ

弾き語り、おりたたみ自転車とカメラのブログ

台湾の金融システムは前近代的なので、ご利用の際は時間に余裕を持ちましょう。

台湾で給与振り込み用の口座を開設したので、今後はこの口座をメインに使っていこうと思ったのですが、この国の金融システムはセキュリティーを意識してか前近代的で、なかなか思うようにことが進みません。

 

ご参考まで、これまであった困難を挙げてみましょう。

 

1.インターネットバンキングで送金が行えない。

口座開設とともにインターネットバンキングが使えるようになるのですが、これがとにかくわかりにくい。簡単にわかるのは入出金の履歴を見ることくらいで、そのほかの機能は何を使えるのか理解するのが難しいです。

そんな中、大家さんへの家賃の送金をしたくて何度も何度も中身を確認してわかったのが『送金機能は許可されていない。』と言うこと。

そこで、会社の経理に相談をすると、書類での申請が必要だとのこと。1つ1つの機能をオープンにするためにいちいち書類を書かねばいけません。本当に何のためのインターネットバンキングなのか...。

 

2.ATMで送金に上限額がある。

インターネットバンキングで家賃の送金ができなかったため、仕方なくATMで送金しようとすると今度は『送金できる上限額を超えています。』と言うメッセージが…。30,000 TWDが上限だそうで、これもその金額を超える送金をしたい場合は銀行の登録が必要だとのこと。銀行にがちがちに管理されている感じです。

 

 

台湾の銀行は、基本的には国内での対面ビジネスを前提としてシステムを組んでいるようです。各会社に担当の銀行員がいて、呼べばいつでも来てくれる。だから会社に連絡すればかなりのスピード感で対応は可能なのですが、出張中などは全く動けない。このシステム、意味があるのだろうか…。