樽見鉄道谷汲駅を歩く〜名鉄旧谷汲駅と華厳寺
仕事で頻繁に通う岐阜県。電車でお客さんのところに向かうときに車窓から見える一両編成の車両が以前から気になっていたので、Leica M Monochromを持ってふらっと乗ってみました。
樽見鉄道という路線。一両編成の可愛い電車です。一両だと車内もバスと電車の間といった様相。一両しかないので、ガラガラかと思いきや、本数が少ないこともあって意外と混んでいました。
大垣駅から乗車し、谷汲口駅で下車。名鉄の旧谷汲駅を目指してバスに乗り換えます。バスの本数は少ないですが、鉄道と連携しているので待ち時間はあまりありません。谷汲駅を撮りたかったのですが、バスが行ってしまう恐怖感から撮らずにバスに乗ってしまいました。結局バスの中で5分くらい待ったので少し後悔。可愛い無人駅でした…。
10分ほどで谷汲という停留所へ。ここに名鉄の旧谷汲駅があります。
車両も含めて昔の駅の様子が残っています。車両の風情がとてもよいですね。これが走っている時代の街並みを見たかった。きっといい感じだったんだろうなぁ。
駅には『きれいに使え』というプレッシャー貼り紙が多数…。こんなに警告しなきゃいけなかったんだろうか。
もう使っていない路線なので線路にも下りることができます。夢だったStand by Me目線の写真もじっくり撮れます。
小さな駅なので、滞在は30分くらいで済んでしまいます。このまま帰るのはもったいないので地図を見てみたところ、近くに華厳寺というお寺を発見。そこまで歩いてみることにしました。ゆっくり歩いても旧谷汲駅から40分程度。ちょうどよい散歩になりました。
参道をお寺に向かって歩きます。営業していないお店も多いですが、真面目な仏具店もあり趣があります。なんでこんなに仏具店が多いのかと思ったら、西国三十三所めぐりのお寺の1つなんだそうです。
華厳寺に着くまでにもお寺があります。風情あり。
華厳寺はかなり大きなお寺です。古い建築物とかは無いようですが、三十三所めぐりの参加者が真面目に参拝しているので生きているお寺という感じがします。うまく言葉では言えませんが、生きているお寺を歩くのは良いものですね。心が洗われる感じがします。
帰りは谷汲駅にバスで戻ります。そう思ってバス停に行ったところ、先に来たのは養老鉄道揖斐駅行きのバス。樽見鉄道の一日乗車券を買っていたのですが、養老鉄道にも興味があったので、そのまま乗ってしまいました。この無計画さも旅の良いところ。
樽見鉄道ほどでは無いですが、養老鉄道も風情満載の路線。せっかく谷汲へ行くなら、一日乗車券は買わずに行きと帰りで別の路線に乗るのが良さそうですね。
大垣を昼過ぎに出て、大垣に夜ご飯前に帰って来られます。電車とバスでの小旅行、これからいろいろなところでやってみたいなと思う充実した旅でした。