エレアコミニギター 豆鉄とiPhoneでレコーディング:L.R. Baggs ibeam, Gigpro, Roland GO:MIXER, Audio Technica AT9903
先日我が家にやってきたミニギター豆鉄には、ライブにも対応できるように L.R. Baggsのibeam (passive)と言うピックアップをつけてもらいました。
正直、ライブにギターを持ち歩くのは結構面倒なんです。普通のサイズのギターは大きくて重くて疲れるし、電車などでは周りの人に迷惑をかけてしまいます。一方でライブでは必ずピックアップを通してスピーカーから音を出すので、お客さんにとってはギターの生音はあんまり重要じゃない。(コンデンサマイクで生音を拾っている場合もありますが、その場合もピックアップの音とブレンドしているケースが多いです。)それならば、良いピックアップを搭載すれば豆鉄でもライブができるのではないか、と考え搭載してもらったわけです。
いまのところすぐにライブで試す機会はなさそうですが、ピックアップをつけたことでやりたいことが出てきました。イギリスの自然の中や仕事で訪れる先の台湾や香港で演奏動画を撮ることです。別にピックアップをつけなくてもできそうですが、実際に外で動画を撮ると周りの雑音が大きすぎてギターと声を録るのが簡単ではありません。でもピックアップからギターとスマートフォンを直接つなぐことができれば、ギターの音をきれいに録れるはずです。
と言うわけでそのための機材を揃えてみました。目標は、ギターとボーカル用マイクをスマートフォンにつないで2つの音をブレンドすること。これを外にも持ち出せるような小さな機材で達成することです。
ROLAND GO:MIXER スマートフォン用 オーディオミキサー
ギターとボーカルを別々に入力したいのでミキサーが必要になります。普通のミキサーは大きいので、スマートフォン用のコンパクトなものを探していたらローランドから出ていました。ギター・マイクだけではなく、キーボードやオーディオプレーヤー入力端子も備えています。これだけで色々な音を混ぜることができそうですね。
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GO:MIXERにギターはケーブル一本でつなげます。と言うわけで問題はボーカル用のマイクをどうするか。音質を重視して大きなマイクを持って行く気はありません。音質を重視するなら自宅スタジオで録ればいいですからね。だから小さいこと、そしてなるべく雑音を排除するために顔の近くで録れることを重視しました。そしてたどり着いたのがこの会議用ピンマイクです。
ピタゴラスタンド
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動画を撮影するにはスマートフォンのスタンドが必要です。でも大きなスタンドは持ち歩きたくない。カードサイズでスマートフォンをしっかりと立てることができるこれはぴったりのスタンドでした。
ここまで揃えて試しに動画を撮影してみたところ1つ大きな問題が発生しました。ibeamとGO:MIXERの相性が良くないことです。GO:MIXERのギター入力はハイインピーダンス(エレキギターのような弱い出力の信号です。エレキギターにアンプ=増幅装置が必要なのは信号が弱いからです。)もローインピーダンス(エレアコに代表される強い信号です。エレアコは電池を入れることが多いんですが、あれはギターの中で信号を増幅しているためです)も両方対応しているんですが、ibeam(passive)はハイインピーダンスとしては信号が強すぎ、ローインピーダンスとしては弱すぎる絶妙の設定になっています。結果、GO:MIXERはibeamの信号を限りなく弱いローインピーダンスと判断し、増幅することをせずすごく小さな音で録音してしまいます。
まあこれはGO:MIXERの問題ではなくibeamの問題なんですけどね。ライブでも信号が弱すぎると言う問題は出てしまうと思います。と言うわけで外付けプリアンプを導入。これで十分な音量を確保できるようになりました。
L.R.BAGGS ( エルアールバックス ) / GIGPRO
このセットで録音した音がこちら。ボーカルの音にツヤが出ないのが厳しいところですが、とりあえずこれで動画を撮っていこうと思います。