イギリスの郊外での暮らしと旅日記

ロンドンの南西 Guildfordという町で暮らしています。イギリスの暮らしと、旅(主に出張)、お酒と音楽の話を、あてどなく綴ります。

ミニギター 豆鉄を取り巻く機材:L.R. Baggs ibeam, Gigpro, Roland GO:MIXER, Audio Technica AT9903

先日我が家にやってきたミニギター豆鉄には、ライブにも対応できるように L.R. Baggsのibeam (passive)と言うピックアップをつけてもらいました。

正直、ライブにギターを持ち歩くのは結構面倒なんです。普通のサイズのギターは大きくて重くて疲れるし、電車などでは周りの人に迷惑をかけてしまいます。一方でライブでは必ずピックアップを通してスピーカーから音を出すので、お客さんにとってはギターの生音はあんまり重要じゃない。(コンデンサマイクで生音を拾っている場合もありますが、その場合もピックアップの音とブレンドしているケースが多いです。)それならば、良いピックアップを搭載すれば豆鉄でもライブができるのではないか、と考え搭載してもらったわけです。

いまのところすぐにライブで試す機会はなさそうですが、ピックアップをつけたことでやりたいことが出てきました。イギリスの自然の中や仕事で訪れる先の台湾や香港で演奏動画を撮ることです。別にピックアップをつけなくてもできそうですが、実際に外で動画を撮ると周りの雑音が大きすぎてギターと声を録るのが簡単ではありません。でもピックアップからギターとスマートフォンを直接つなぐことができれば、ギターの音をきれいに録れるはずです。

と言うわけでそのための機材を揃えてみました。目標は、ギターとボーカル用マイクをスマートフォンにつないで2つの音をブレンドすること。これを外にも持ち出せるような小さな機材で達成することです。

ROLAND GO:MIXER スマートフォン用 オーディオミキサー

ギターとボーカルを別々に入力したいのでミキサーが必要になります。普通のミキサーは大きいので、スマートフォン用のコンパクトなものを探していたらローランドから出ていました。ギター・マイクだけではなく、キーボードやオーディオプレーヤー入力端子も備えています。これだけで色々なことができそうですね。

audio-technica モノラルマイクロホン AT9903 オーディオテクニカ(audio-technica)

 http://www.yodobashi.com/product/100000001000966837/?gad1=&gad2=g&gad3=&gad4=56278881131&gad5=13677183575883461672&gad6=1o3&gclid=EAIaIQobChMI8tu9h9ak1QIVixiPCh2bkgKvEAQYAyABEgJsyfD_BwE&xfr=pla

GO:MIXERにギターはケーブル一本でつなげます。と言うわけで問題はボーカル用のマイクをどうするか。音質を重視して大きなマイクを持って行く気はありません。音質を重視するなら自宅スタジオで録ればいいですからね。だから小さいこと、そしてなるべく雑音を排除するために顔の近くで録れることを重視しました。そしてたどり着いたのがこの会議用ピンマイクです。

ピタゴラスタンド

動画を撮影するにはスマートフォンのスタンドが必要です。でも大きなスタンドは持ち歩きたくない。カードサイズでスマートフォンをしっかりと立てることができるこれはぴったりのスタンドでした。

ここまで揃えて試しに動画を撮影してみたところ1つ大きな問題が発生しました。ibeamとGO:MIXERの相性が良くないことです。GO:MIXERのギター入力はハイインピーダンスエレキギターのような弱い出力の信号です。エレキギターにアンプ=増幅装置が必要なのは信号が弱いからです。)もローインピーダンスエレアコに代表される強い信号です。エレアコは電池を入れることが多いんですが、あれはギターの中で信号を増幅しているためです)も両方対応しているんですが、ibeam(passive)はハイインピーダンスとしては信号が強すぎ、ローインピーダンスとしては弱すぎる絶妙の設定になっています。結果、GO:MIXERはibeamの信号を限りなく弱いローインピーダンスと判断し、増幅することをせずすごく小さな音で録音してしまいます。

まあこれはGO:MIXERの問題ではなくibeamの問題なんですけどね。ライブでも信号が弱すぎると言う問題は出てしまうと思います。と言うわけで外付けプリアンプを導入。これで十分な音量を確保できるようになりました。

L.R.BAGGS ( エルアールバックス ) / GIGPRO

このセットで録音した音がこちら。ボーカルの音にツヤが出ないのが厳しいところですが、とりあえずこれで動画を持っていこうと思います。

 

 

JBとHack

タイトルが意味不明ですね。

JBは僕が乗馬教室で乗せてもらっている馬です。そしてHackは馬を借りて散歩することを言います。ハックと聞くとハッキングを思い浮かべてしまうので意味を調べたところ、hackneyという言葉の短縮系のようで、以下の意味があるようです。多すぎない?あんまりいい意味じゃなさそうだし…

hack2 
[hackneyの短縮形]
名C
1(けなして)三文文士, (金のために働く)へぼな記者, 文筆家の下働き; あくせく働く人.
2(非難して)政治ゴロ, 三流政治家; 金もうけ第一主義の人(医者・弁護士など).
3(米・くだけて)タクシー(cab); タクシーの運転手(cabdriver).
4おいぼれ馬, やつれた馬.
5(英)貸し馬; (米)貸し馬車.
6乗用馬; (主に英)(楽しみのための)乗馬.
7(米俗)看守; 売春婦.


1(米・くだけて)タクシーを運転する[流す].
2(英)(楽しみに)馬に乗る, (普通の速さで)馬に乗っていく(along).
3(くだけて)(文筆家の)下働きをする; あくせく働く.

1(英)<馬>に乗る, 乗っていく.
2<馬>を賃貸しする.
3<言葉など>を陳腐にする; …をこき使う.
形[名の前で]
1雇われた(hired), 金で働く; 下働きの.
2平凡な, 使い古した.

本当はいつも通りレッスンをしたかったんですが、今日は先生が夏休みということでGentle Hackをすることになりました。時間は1時間。まずは牧場の人に先導されながら森を目指して車道歩いていきます。JBはアスファルトの道を歩くとズルズル滑って、ちょっと焦ります。そしてテンションが下がり、歩くのをやめようとします。JB、僕のことは完全にばかにしてるんですよね…。牧場の人に『もっと厳しく接しないと(強く蹴るetc)言うこと聞かないわよ!』と、いつものレッスンと同じことを言われながら進みました。ちなみに、イギリスのドライバーは車道を歩く馬に慣れていて、怖がりの馬をゆっくり追い越したり、通り過ぎるまで待ってくれたりします。1回フェラーリが僕らに気づかず轟音でエンジンをかけた時以外は大きなトラブルなく森にたどり着きました。

森に入ると人が通る登山道のようなところを歩いていきます。道は決してよい道とは言えず、ときどき人でも歩きにくそうな坂道や、石がゴロゴロ転がっているような道を滑りながら進んでいきます。

先導の馬は軽快に進むのですが、JBは文字通り道草を食います。その辺の草を食べて進まなくなる。『ああ、語源はこれかぁ』と妙に納得してしまいました。あとはトイレのふりして歩くのをやめる、歩行者に愛想を振りまいて歩かない等、相変わらずJBとの上下関係は変わりません。

森の中の道はひともたくさん通っています。この人たちも馬には慣れていて、特に犬の散歩をしている人たちは犬を馬から遠ざけてくれます。力関係、犬のが完全に上ですからね。吠えでもしたら多分びっくりして走り出しちゃいます。犬>JB>僕と言う序列がそこには存在しました。

比較的平らな遊歩道で先生が『Trotする?』と聞いてきました。いまレッスンで取り組んでいるのでこの単語の意味はわかりました。

trot *
/trɑ(ː)t|trɔt/
動(~s /-ts/; ~ted, /-ɪd/; ~ting)

1<馬などが>速足で駆ける; <騎乗者が>速足で駆けさせる
▶The horses are trotting.
馬が速足で駆けて行く.
2[~+副]<人・動物が>急いで歩く, 小走りに歩く; (くだけた話)急いで歩いて行く(!副は方向の表現)
▶The child trotted along beside his mother.
その子供は母親の脇をちょこちょこ走った.

<馬>を速足[だく足]で行かせる(out).
tròt A óut [óut A]
(1) (くだけて・非難して)(繰り返し)A<古くさい話・言い訳など>を口にする[書く].
(2) A<馬>を引き出して歩かせて見せる; A<人・物>を見せびらかす, ひけらかす.
(3) ↑ 他.
名(複 ~s /-ts/)C
1[単数形で](馬の)速足(→ gallop); (速足での)騎乗; (豪・ニュージー・くだけて)[the ~s]速歩競馬
▶at a trot
速足で.
2[単数形で](人の)早足, 急ぎ足, 小走り
▶She suddenly broke into a trot.
彼女は突然速足になった.
3C(米俗)(逐語訳や答えが出ている)とらの巻, カンニングペーパー(crib).
4(くだけて・おどけて)[the ~s]下痢(diarrhea).
5C(豪・くだけて)(特定の)運勢の時期.
on the trót
(英・くだけて)
(1) 立て続けに, 連続して.
(2) いつも忙しい, 休む間もなく, 動き通しで(on the go).

いままでは平らな柵の中でしかやったことがないのでこんな不安定な足場でいけるんだろうかと思いましたがやってみました。気持ちいい。森の中の爽やかな空気を切っていく感じがすごく気持ちいいし、レッスンと違ってどこまでもまっすぐ走っていけるからすごく楽しいです。木の枝が顔にバシバシ当たるんですがそんなことも気にならないくらいです。

またしばらく歩いて行くと先生が『Canterする?』と聞いて来ます。はじめてなのでドキドキしましたが、やってみたらメチャメチャ速かった。いま思い返すと、『こんなに走れるんならもっと普段からもっとやる気出してよ、JB』と思いますが、その時は舞い上がってしまい『JB最高だ〜』と思いながら森の中を疾走しました。Trotが空気を切るならCanterは風を作るような感じ。やっぱり馬の全速力はすごいな、と思っていたらこんな訳が。

can・ter 
/kǽntər/
名C
[単数形で](馬の)ゆるい駆け足, キャンター(→ gallop名1).

自他
(…を)ゆるい駆け足で進ませる[進む].
at [in] a cánter
(英)楽々と, 大した努力もなく.

まだ全力じゃないのかな、もしかして。それなら全力で走ってもらえるように練習を続けようと新たなモチベーションになりました。

森での散歩を終えて牧場に戻ろうと車道に戻ると、なんと道路工事が始まっており、車道で2度ほどJBが走り始めましたが、事故なく戻ってくることができました。先生が道を間違えたのかJBが遅すぎたのか、結局2時間かかりましたがとってもよい週末になりました。

議論をする上で基本となるのは自分の立場に責任を持つことだと思う

この記事、警察に対して否定的な論調のみになってしまっているようですが、少し違和感があります。

構図としては、万引きで現行犯逮捕されたAという少年がBとCと言う少年に万引きを強要されたとし、警察がBとCを任意聴取。その際に警察が暴言を吐いたというものです。警察の対応を見る前に、AとBおよびCの関係を見てみると、いじめの典型的なパターンであることがわかります。それも最悪なケースに至ってしまうパターンによく似ています。

いじめている側が金銭を要求し、それができなくなると犯罪行為を行わせる。それを苦にしていじめられている側は自殺してしまう。こういう例はたくさん報道されてきました。そして、そのような事例に対して警察が介入しなかったことを責める論調も多かったと記憶しています。

今回は警察がきっちり介入し、いじめの事実を確認するために努力をしました。中学生ともなれば自分の行ったことを隠すこともできる。そして隠し通せば、その後さらにいじめがエスカレートするかもしれない。そうであれば、厳しく対処し、問題の所在を明らかにすると言う行為は妥当である気がします。

暴言に問題が無いと言っているわけではありません。今回のケースがいじめでなかった可能性もあります。ただ、いじめの問題であったと仮定して、このような時にどのような対応まで許されるのかということを考える必要があると思います。

極端な言い方をすれば、今回警察を批判するのであれば、いじめ問題については警察の介入を期待すべきでは無いと思います。被害者は救ってください、加害者には子どもらしく丁寧な扱いを、と言うのは警察にとっては酷です。

個人的には、この件は以下の点が問題だったと思っています。

署員から黙秘権は告げられず

捜査の結果、万引きの強要は確認できなかったとしている。

聴取は適正な手続きを経て行われるべきですし、周りの話も聞いて本当にBとCが万引きを強要した事実がありそうなのかを確認してから聴取すべきだったのでは?とは思います。ただ、暴言そのものが問題だったとは感じません。仮に事実であった場合、それ以上に深刻な問題が背後にある可能性があるわけなので。もちろん事実が確認できなかったのですからBとCに対しては個別の謝罪は必要です。が、一方で警察がおかしなことをしたとは言えないと考えています。

ただ、この稿の趣旨は今回の警察の行為の是非ではありません。他人を叩くのであれば、叩く側は自分の立場に責任を持って叩くべきだと言うことです。今回警察を批判した人が、今後いじめの問題に警察の介入を望むことがあれば、それは破綻した議論で耳を傾けるに値しないものだと思うわけです。