イギリスの郊外での暮らしと旅日記

ロンドンの南西 Shalfordという村で暮らしています。イギリスの暮らしと、旅(主に出張)、お酒と音楽の話を、あてどなく綴ります。

イギリスひとり歩きその9 ガイ・フォークス・ナイト~GuildfordをHometownと感じる異邦人

1605年11月5日、ガイ・フォークスとその一味のカトリック教徒が、時の国王ジェームズ1世と議員たちを殺すために、上院議場の下まで坑道を掘り、開会式の行われる11月5日(グレゴリオ暦11月15日)に爆破しようとしたが、寸前で発覚し、主謀者はロンドン塔に送られ、翌年1月31日(2月10日)に処刑された。

この事件を記念するため、ガイ・フォークスと呼ぶ人形を作って、町中を一日中引き回し、夜になって焼きすてる風習が生れた。
今は人形の方はすたれたが、昼間からかんしゃく玉花火を盛んに爆発させて、日が暮れると大かがりに火をたく。

Wikipediaより~

 

だいぶ悪趣味なお祭りのような気もしますが、わが町Guildfordでも行っております。願わくば人形の引き回しを見たいとHigh Street(目抜き通り)に出かけてきました。

 

早すぎた…

 

いつものワイン屋で1~2杯飲んでから行こうと、5時頃にワイン屋に入る。そこでイベントは6時からと聞き、High Streetに出て行ったところ、イベント開始は7時から…。外は5度。無理です、1時間待てませぬ。と言うことで家に一度戻ると言うよく分からない展開に。

 

 7時になってあらためてHigh Streetに行ってみたところ、すでに行進が始まっています。子供たちの奏でる音楽を先頭に、でっかい蝋燭を持った人たちがあとをついていきます。若干怖い儀式に見えるのはご愛嬌。楽しそうな子供たちや、幸せそうなカップルを見る限り、誰もガイ・フォークスのことは思い出していなさそうです。

 

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行進を30分ほど続けて着いたのは無駄に巨大な公園 Stoke Park. なぜだか遊園地仕様になっています。

 

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若い子たちが三半規管を壊されそうな乗り物できゃあきゃあいうのは万国共通。

 

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で、しばらくすると花火が始まります。

 

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花火は、規模・質ともに日本の花火には太刀打ちできないレベルです。Guildfordだからと言うこともあるのでしょうが(お金を出しているのが銀行の支店とライオンズクラブと言う地元感漂うイベントなので)日本の花火職人さんはやっぱりすごいのだと思います。

 

それでも感じるものは変わらないかそれ以上。

 

日本で花火を見るときは、花火の美しさ、迫力を見て感動します。対してここの花火は、ろうそくを持って歩くのも含めて、そこで感じる空気に浸って感動すると言う感じです。町の人たちと一緒に見る花火。これから年末に近づいていくんだなと言う感傷を花火が届けてくれる、そんな感じです。笑顔の家族や、抱き合って花火を見つめるふたり、奥さんを背中から抱きしめるおじいちゃん。人々の生活とイベントが結びついている。そんなところに感動をおぼえるのでしょうね。

 

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僕はネイティブではないので正しいかは分かりませんが、GuildfordはまさにTownの定義にぴったりの場所だと思います。大きすぎず小さすぎず、ひとびとの結びつきがある。

 

僕が住んでいた杉並の地元をTownと呼べるかと言うとそうではないと思います。たぶん、Areaと呼ぶのが妥当。Townはひとや文化の有機的なつながりがあり、Areaはもっと無機的な地域を指す、そんなイメージです。

 

どちらが良い悪いと言うことではなく、好みの問題なんでしょう。僕はどうやらTownの方が好きなようです。滞在して1年にも満たないですがGuildfordはMy Hometownになりつつあります。長いこと住んでいられるといいけど…。

 

最後に、こっちの人は手持ち花火を振り回すと言うのが今日一番の学びでした。

 

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